ぶらり途中下車の旅

中学・高校と都電で通学していた。
家から徒歩1分で停留場に行き、電車に乗って約15分。
そこから1分もしないで正門に着いた。

当時、いくつも路線があった都電も、いまでは荒川線だけ。
もう何年も乗っていないので「ぶらり途中下車の旅」のようなことをしてみることに。

まずは、小台へ向かうためバスに乗り、「都営まるごときっぷ」を買う。
これは都バス、都電、都営地下鉄、舎人ライナーが1日乗り放題で700円。

小台で都電を待っていると、最初に来たのは赤っぽい派手なタイプで
「8800形　Debuit!」と書いてあった。
混んでいるので次の電車に乗り、まず向かった先は荒川車庫前。











電車を降りて目の前に「都電おもいで広場」があり、古い車両が2台。
この車両は昭和29年から42年まで走っていたから、僕も乗っていたはずだが、
思い出にある都電はもっと古いタイプだ。
車内には昔の写真やジオラマが展示されている。






















もう一台の車両は座席もそのまま。運転席も触れることができる。














僕は、やはりこのタイプが好きだ。


王子駅で降り「弁当でも買って飛鳥山公園でランチ」とも考えたが、
コレといった弁当がないので店に入って食事。
飛鳥山公園へは行かず面影橋へ向かい、
終点（始発）の早稲田まで1駅を神田川に沿って歩いた。
川沿いは桜並木で、4月に歩いてみたいと思う。











早稲田から始発の都電に乗り、熊野前で降りて昨年開通した舎人ライナーに乗る。
10分ほどで舎人公園。初めて行ったけれど、
都心近くにこんな大きな（約60ヘクタール）公園があるとは知らなかった。
緑が多く、池や小川があり、子供から大人まで安心して遊べる。
































1時間ほどブラブラして舎人ライナーで熊の前にもどり、
再び都電に乗って町屋に行く。
お目当ては、夕方5時から7時までワインが飲み放題というイタメシ屋。
ところが、店を探すのに手間どって着いたのは5時半過ぎ。
テラス席に座り、さっそくワインを注文。






















行き交う都電や踏み切りを眺めながら、7時までたっぷりワインと料理を味わった。