圓朝まつり

８月の恒例行事となった「圓朝まつり」も今年で５回目。
江戸落語の中興の祖と呼ばれている三遊亭圓朝の命日８月11日に、
墓所のある谷中・全生庵で行なわれていた「圓朝忌」をリニューアルして
ファン感謝デーとなったもの。
何しろ芸人さんが屋台を出し、話しもサインもツーショットもできる。
ファンにとっては天国といえる（かもしれない）。















今年のキャッチコピーは「ハナシカ、放し飼い！」。
初の試みとしてインターネットによる公募と芸人さんの応募で100本以上が集まったという。
すべての作品を匿名にして厳正な審査を行ない、選ばれたキャッチコピー。
作ったのは、今年の春に真打になった柳家三三（さんざ）さん。
若い実力派として注目しているが、コピーのセンスもあったとは。
ちなみに昨年のキャッチは「芸人がいっぱい、芸人と一杯」（作：古今亭朝太さん）
このほか、支持が多かったのは、
「谷中、真ん中、ふれあう仲間」「真夏のはなしかーにばる」
そして、最後まで残ったのが「高座より本気」というコピー。
シャレが効いていて楽屋内ではバカウケだったらしいが、
真面目な人から苦情が出るかもしれないという理由で却下されたとのこと。
来年は応募してみようかな。












昨年よりはお客さんは少ないが、会場は熱気に包まれ、
芸人さんもお客さんも汗を流しながら楽しんでいる（芸人さんは苦しんでいる？）。
ブランチの牛めし（笑）を食べていると、
ホッピーや煮込みを売っている橘家文左衛門さんと目が合ってしまった。
「ホッピー飲みますよね～」と言われたので買って飲んでいたら、
「煮込みサービス」とわざわざ持ってきてくれた♪　












江戸千代紙で有名な「いせ辰」をパロった「にせ辰」で
浴衣の生地で作った手拭を購入。
柄は、五代目・柳家小さんが好きなタヌキをデザイン化したもの。












落花生で作ったという焼酎があったので飲んでみると、
たしかに落花生の味がする。
２杯目を飲むとき「濃いめにね」というと、気持ち焼酎を多めにしてくれた。


会場まで歩いていける距離なので、午前1回・午後2回の３往復（笑）

９月に六代目・柳家小さんを襲名する柳家三語楼の挨拶、
住吉踊りのあと、会場にいる人全員による三本締めでお開きとなった。












残念だったのは、愛する喬ちゃん（柳家喬太郎）が奉納落語会で
「錦の舞衣」を演じるので聴きたかったが
７月28日の予約受付で電話が通じず、３時間後に通じたら完売だったこと（泣）


「奥武蔵ウルトラマラソンもそろそろ制限時間か。
みんな完走したかなぁ」と思いながら会場をあとにした。