ふぐ三昧

東京駅発9時06分の新幹線に乗り、浜松へ向かった。
同行者はデザイナーとカメラマン。
某雑誌の2ページを使って
天然とらふぐを中心に浜名湖を紹介する仕事。
浜松駅でＰＲ会社の営業と会い、送迎バスでホテルへ向かう。
観光協会の担当者に会って話を伺う。

「とらふぐ」といっても９割が養殖で、天然モノはわずか１割だそうだ。
そして、天然モノの半分以上が遠州灘で獲れているという。
下関が有名だけど、浜名湖から輸送していたと聞いて２度びっくり。

クルマで漁港へ行き、漁師さんに取材。
その年その日によって収穫量に波があって、今日は１匹しか獲れなかったそうだ。
毎日ふぐを獲っていても、自分が食べることはほとんどないらしい。

大草山の頂上から浜名湖を撮影したあと、再びホテルへ。
ロビーやバーなどを撮ったあと、和室へ移動。
本日の主役「天然とらふぐコース料理」の取材と撮影。
料理長の話を録音しながらメモを取る。

取材後、撮影したコース料理と同じものが人数分テーブルに並べられ、
「さぁ召し上がってください」となった。


白子豆腐／とらふぐ立田揚げ／白子すり流し仕立て／鉄刺し／ちり鍋／
白子焼／とらふぐ唐揚げ／おじや
天然モノのおいしさが引き立つのは、意外にも唐揚げだそうだ。
確かに、地鶏のような上品な味わい。おじやも、ふぐのダシがでて美味～♪

ただひとつ残念だったのは、アルコールがなかったこと（笑）
料理を食べながら、ふぐひれ酒を飲みたかった。

お土産に「ふぐひれ」をいただいたので、帰宅してからさっそく作ってみた。
焦げ目が付くくらいにあぶり、器にひれを入れて熱い日本酒を注ぐ。
蓋をして１分たったら、火をつけてアルコールを飛ばす。
もう一度蓋をして１分したらできあがり。
いい香りに、鼻をフグフグ。至福の時が流れた。